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生まれいずる悩み

・昨日はバイト終わった後、突然スタジオに入りたくなり、メンバーを集めてスタジオへ。
が、赤間が研修やなんちゃらで出れないということで急遽ベスプロ(Best Kid Project)の荒ちゃんとキイチを呼んだ。
Idiot(わたくし、小牧、宮浦)+ベスプロ(荒ちゃん、キイチ)

結論からいうと、かなり熱いセッションが出来たと思う。
キイチの鋭角なベースと荒ちゃんの即興ラップがいい感じにIdiotのカラーと混ざり、面白い音が出せた。

てかベスプロほど「あ、こいつら…俺らと同じだ!!」と思えたバンドなんて滅多にいないからね。
そりゃ、セッションして上手く行かないはずがないんだ。

楽しかった。

その後はびっくりドンキーで飯。

突然呼び出してセッションとか、くだらない話に花を咲かせられる友達は本当にありがたいと思う。


・今日はバイトが休みなので開拓の村に行ってきた。

前に行ったのはいつだったか。小学校の頃だったと思うんだけど、覚えてない。

馬車電車なんか乗ったりして、風情たっぷりに。

あ、そういや村の中に吊り橋があったんだけど、
昔この吊り橋をビクビクしながら渡った思い出があるんだよね。

で今渡ってみると、一ミリも怖くないのね。
大人になったということでしょうか?それとも橋が補修されて丈夫になったのか?

小学生がいっぱい居た。

あと、旧札幌農学校は面白かったな。
今の北大なんだけど、当時出されてたメニューとかが展示されてたりして。
「有島武郎」の名前を見つけて、そういや有島武郎も札幌農学校の出だったなとか思った。

俺は、村上春樹とか安部公房を地下鉄で読んで悦に浸るようなステレオタイプな気持ち悪いなんちゃって文学青年(一ミリも理解は出来ていない)だったんだけど、
有島武郎の「生まれいずる悩み」には純粋に感動したなあ。
生きていくために漁師になったけど、画家への思いを棄てきれず、仕事の合間の僅かな時間に絵を書き続ける男の物語。
まぁテーマにも共感はするんだけど、純粋に文章がなんか熱いんだよね。洗練された文章ではないんだけど、半端じゃないソウルがこもっている。
これを読んで、ああ俺は文章の上手さ、流麗さに関しては全く理解出来ないけれど、魂のこもった文章への理解は示せるんだなぁなどと思った記憶がある。
結局のところさーブログでも文学でも音楽でも絵でもなんでもいいんだけど、気持ちの入ったものが好きなんだよな。俺は。
アーティスティックな脳みそは全く無いといっても過言ではないかもしれない。
完全に左脳優位。

まぁなんでもいいんだけど、とりあえず近いうちに「生まれいずる悩み」を読み直して、岩内の木田金次郎美術館に行きたい。



しかし昨日のセッションでも思ったんだけど、俺はギタリストとしては全然駄目だなと思う。
チャボはギタリストとしても、歌い手としても凄い。憧れますな。
まぁもちろん、俺は俺なんだけどね。


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